こんにちは、子会社一筋リーマンの かでん です。
今回は2014年から3社の子会社を経験している私が、重視するべきおすすめな福利厚生ついて解説します。
- おすすめの福利厚生
- おすすすめしない福利厚生
- 企業選び時の注意点
- 福利厚生の種類(法定福利厚生と法定外福利厚生について)
- 福利厚生が充実している会社
【はじめに】福利厚生は就職・転職などの会社選びにおいて超重要
就職活動・転職活動で福利厚生はきちんとチェックしていますか?
長く会社員を続けていくなかで福利厚生が整っている会社で働くことは、年収面・健康面・精神面の観点から非常に重要です。
給与が高い会社であっても福利厚生が整っていなければ、可処分所得が意外と少なくなってしまうといったこともあり、侮っていると痛い目を見るかもしれません。
また、福利厚生が整っているということは、その分企業に余裕のある事を示す指標でもあり、ブラック企業・ホワイト企業を見分ける判断材料にもなります。
この記事ではお福利厚生の概要やおすすめの福利厚生、福利厚生が充実している会社などについて解説していきますので、ぜひ最後まで御覧ください。
可処分所得とは収入から家賃や光熱費・税金・公共料金・保険料・食費など生活費を差し引いた最終的に手元に残る、自由に使えるお金のこと
おすすめの福利厚生とおすすめしない福利厚生について
まずは結論!
おすすめの福利厚生とおすすめしない福利厚生は以下の通り!
詳しい解説は後程行います。
おすすめの福利厚生
- 住宅手当(寮や社宅でもOK)
- 帰省旅費支援
- 各種特別休暇
- 社員食堂
- 財形貯蓄や持株会などの財産形成補助
おすすめしない福利厚生
- 食事補助
- 各種施設割引サービス
- 保養所
おすすめの福利厚生ランキング5選
- 住宅手当(寮や社宅でもOK)
- 帰省旅費支援
- 各種特別休暇
- 社員食堂
- 財形貯蓄や持株会などの財産形成補助
次の章ではこれらの福利厚生を選んだ理由について解説します。
住宅手当(寮や社宅でもOK)
住宅手当は就活・転職時に最も重視するべき福利厚生です。 (法定外福利厚生の中で)
住宅手当とはその名の通り家賃補助を目的として企業が支給するお金のことで、「住居手当」「家賃手当」と呼ばれたりもします。
住宅手当でもらえる金額については企業によって様々で、1万円であったり、5万円であったり、住んでる賃貸の8割を負担してくれるといった会社もあります。
一般的に給与の1/3は家賃で消えてしまうので、住宅手当のおかげで家賃として出ていく金額の割合が少なくなり、余裕のある生活を送ることができます。
簡単に説明すると、住宅手当や寮や社宅があると余裕のある生活が送れるということ!
帰省旅費
帰省旅費とはその名の通り親の実家に帰ったり、単身赴任者が家族のもとに帰る際にその旅費が支給されることです。
地方出身の一人暮らしをしている社会人は、お盆や年末年始に帰省すると思いますが、その際の移動費(飛行機費用や新幹線費用)はかなり高くなり、往復10万円を超えることもあります。
また、単身赴任者が家族のもとに帰る際も同様に多額の移動費がかかります。
帰省旅費があると会社がこの移動費を負担してくれるので、実家や家族のもとに金銭面の負担がなく帰ることができます。
特に単身赴任者は月に一回ほど家族に会いに行くとなると、かなりの出費となるので帰省旅費の存在は非常にありがたいです。
金銭面で家族に会う頻度が少なくなり、家族と関係悪化してしまうなんてことも防げます。
各種特別休暇
各種特別休暇とは法律で定められている有給休暇とは異なり、会社独自の休暇制度のことを指します。
例えば以下のような特別休暇があります。
- 介護休暇
- 看護休暇
- リフレッシュ休暇
- 生理休暇
- 誕生日休暇
- 慶弔休暇
- 人間ドック休暇
- 創立記念休暇
- 転勤休暇 など
有給とは別にこれらの休暇が準備されているので、貴重な有給休暇を消費しなくてよくなり、自由に休める時間が増えることとなります。
特別休暇については大企業ほど制度が整っている傾向がありますので、たくさん休みたい人は大企業もしくはその子会社を目指しましょう。
これらの休暇が実際に使われているかは企業HPや口コミサイトを見ましょう!
社員食堂
あまりイメージが付きづらいですが、会社に社員食堂があると以下のメリットがあり、福利厚生として非常におすすめです。
多くの企業では一食300円~800円で食べることができ、外で食べるよりも食費を抑えることができます。
大盛無料のサービスもありお腹一杯食べれます。
近年では多くの企業が「健康経営」を推し進めており、その一環として社員食堂で健康的のメニューを提供しています。
企業で栄養士を雇い、栄養素をきちんと計算しメニューを作らせているところもあります。
社員食堂は社内にあるため、いちいち外にご飯を買いに行く必要がなく、効率よく時間が使えます。
外に食べに行くとお昼の時間は混雑していたり、提供までに時間がかかったりするなど、ご飯を食べるだけで休憩時間が終わってしまいます。
社員食堂があるとお昼寝を軽くできるくらいの時間の余裕が生まれます。
企業によりますが社員食堂はメニューが豊富であることが多いです。
多くの企業で定食メニュー・健康メニュー・麺類・カレーが常設されており、意外と飽きが来ません。
社員食堂は長期勤務を考えると、金銭面・健康面で非常に大きなメリットとなります。
とくに健康はお金で買えないので、社員食堂があるのは魅力的!
財形貯蓄や持株会などの財産形成補助
財形貯蓄や持株会はどちらも社員の財産や資産形成のための制度です。
財形貯蓄とは毎月の給与から一定額を貯蓄として天引きできる制度であり、非課税優遇措置や企業によっては給付金をもらうことができます。
また、上場企業やその子会社であれば「従業員持株会」がある可能性もあります。
従業員持株会とは毎月の給与から自社の株式を安価で購入できたり、株式購入時に企業が補助してくれるといった特徴があります。
これらの制度があることで、効率的に財産形成を図ることができるので、「貯金を早く貯めたい!」といった方におすすめの制度となっています。
おすすめしない福利厚生3選
- 食事補助
- 各種施設割引サービス
- 保養所
食事補助
食事補助は毎月の給与と一緒に一定金額が支給されますが、支給される金額が3,500円程度であり、微々たる金額です。
そのため昼食の補助にほとんどならず、この制度があるくらいなら社員食堂が欲しいですね。
各種施設割引サービス
各種施設割引サービス(ベネフィットワンなど)は頻繁に家族や誰かと出かけたり、いろんな場所に行く方にはおすすめですが、私のように独身で時間のない人間には無用の長物となります。
保養所
保養所とは企業が用意する宿泊施設のことで、格安で宿泊することができます。
保養所は一昔前に流行った福利厚生であり、今ではあまり見かけなくなりましたが、古くからの企業(インフラ系、銀行系、製鉄系)では現在でも保有しています。
さて保養所についてですが正直うれしくありません。
それは保養所が古かったり、宿泊先で従業員同士で顔を合わせてしまうこと、立地が微妙であることなどがあるためです。
私も電力会社の子会社にいたときに使用しましたが、親会社の人と顔を合わせることがあり、旅行の気分が台無しになりました(笑)
【実際には使えない?】就職前に福利厚生の使用条件も把握しよう
就職活動・転職活動をしていく中で、福利厚生が充実している企業に、エントリーをされる方は多いと思います。
しかし、その福利厚生は「本当に使えるのか?ショボくないか?よく見せているだけではないのか?」を考えるようにしてください。
例えば住宅手当であれば上記であげたように年齢制限・通勤時間による制限・通勤距離による制限があり、入社してみると使えなかったなんてこともあります。
その他にも「通勤費は支給上限月1万円まで支給」であったり、「各種特別休暇は使えるけど無給扱い」といったこともあります。
【まとめ】金額換算すると福利厚生が超大事なのが分かる
ここまで福利厚生について解説しましたが、お伝えしたいのは「福利厚生が超大事」であるということ。
整った福利厚生があるのとないのでは、年収面・健康面・ライフワークバランスの面で大きな差が出てくることとなり、長期勤務になるほどその差が顕著になります。
特に自分自身の財産形成に関しては、福利厚生が整っていると容易になります。
ただし、福利厚生が整っている会社は大企業がほとんどなので、福利厚生を重視する方は大企業もしくはその子会社に就職するのがおすすめです。
私自身福利厚生の整った子会社で働くことで20台で700万円は貯金できました!
これは会社の寮に住めたおかげでした。
【豆知識】法定福利厚生と法定外福利厚生について
福利厚生には「法定福利厚生」と「法定外福利厚生」の2種類に分けられます。
法定福利厚生は、労働者に対して法律で定められた最低限の労働条件と社会保障のことを指し、これらは地域によって異なることがありますが、一般的な法定福利厚生には後述します。
一方で、法定外福利厚生は会社が独自に定めた福利厚生で、法律で規定されていないものを指します。
会社が自発的に提供し、労働者のモチベーション向上や快適な労働環境を提供するために採用します。
「法定福利厚生」と「法定外福利厚生」の例は以下の通り。
- 厚生年金
厚生年金は、後期の人生に備えて設けられた公的年金で、国民年金の上乗せとして提供されます。法定の福祉制度において、会社が厚生年金保険料の半分を負担します。 - 健康保険
健康保険は、怪我や疾病の際に医療費の一部を支援する公的保険です。厚生年金と同じく、健康保険料の50%は企業が負担します。 - 介護保険
介護保険は、要介護や要支援の人々に費用の一部を助成する制度です。厚生年金や健康保険と同じように、企業は介護保険料の半分を負担します。 - 雇用保険
雇用保険は、従業員が失業した際などに経済的な支援を提供し、生活の安定を目指すために設立されたシステムです。企業ごとに保険料の負担率が異なりますが、企業は保険料の一部を支払います。この負担率は法律に基づいて定期的に変更されます。 - 労災保険
労災保険は、労働中や通勤中に発生したケガや疾病に対する必要な保護を提供するシステムです。企業は労災保険料の全額を負担します。
- 通勤手当(通勤費のこと)
- 住宅手当
- 各種特別休暇
- 社員食堂
- 食事手当
- 財形貯蓄や持株会などの財産形成補助
- カフェテリアプラン
- 短時間勤務制度 など
【豆知識】福利厚生の充実している11選(子会社含む)
以下の企業は福利厚生が充実しておりますので、就活・転職活動にご確認してみてはいかがでしょうか?
- 日鉄エンジニアリング株式会社
- NOK株式会社
- 東芝インフラシステムズ株式会社
- 三菱パワー株式会社
- J-POWERジェネレーションサービス株式会社
- 住友三井オートサービス株式会社
- 日本トランスシティ株式会社
- 大喜産業株式会社
- 帝人ファーマ株式会社
- 株式会社レゾナック
- 大東亜帝国以上のランクの大学職員
以上、ご参考までに!