【実際どうなの?】「子会社やめとけ」は嘘!子会社への就職がおすすめできる理由と就職した感想は?【子会社一筋リーマンが解説】

「子会社やめとけ」は嘘! 子会社への就職がおすすめできる理由 と就職した感想解説

かでん
かでん

こんにちは、子会社一筋リーマンの かでん です。
今回は2014年から3社の大手子会社を経験している私が、子会社への就職がおすすめできる理由と就職した感想について解説します。

この記事でわかること
  • 子会社への就職がおすすめできる理由
  • なぜ「やめとけ」といわれるのか
  • どの学歴の人が就職すべきか
  • 子会社への就職が向かない人
  • 子会社を3社経験した私の感想



「大手子会社やめとけ」は人による。鵜吞みにしないこと

人によって嘘

就活や転職活動において子会社を選択肢に入れている方は非常に多いと思います。


しかしながら「子会社はやめとけ」といった意見がインターネットやSNSではチラホラあり、子会社を就職先として選んでいいのか悩んでしまう方もいるのではないのでしょうか。


確かに、その人や子会社の特徴によっては「子会社はやめとけ」という意見もあるかもしれませんが、鵜呑みにしてはいけません。


それは同様の理由で「子会社おすすめ!」といった方もいるからです。

かでん
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この記事では今までに3社の子会社を経験している私が、大手子会社への就職がおすすめできる理由と就職した感想をご紹介いたしますので、ぜひ最後までご覧ください。


私が大手子会社をおすすめする理由

私が大手子会社をおすすめする理由

私が大手子会社をおすすめする理由は以下のメリットがあるからです。

大手子会社に就職するメリット

  • 業界によるが、ある程度の給与はもらえる
  • 福利厚生が親会社基準で充実している
  • 業務がまったりしている
  • 安定している
  • 比較的入社が容易(特に親会社がBtoB企業なら)

メリットの中でも福利厚生の充実は住宅手当などの金銭面の補助などを含めると、子会社への就職は下手な企業に就職するよりもより良い生活を送ることができます。


逆に大手子会社にもかかわらずこれらの特徴がない子会社は、入社するメリットが薄いので十分に調べるようにしましょう。

メモ

企業を調べる(企業分析)には転職会議やオープンワークなどの口コミサイトの活用や、私がおすすめするリクルートエージェントの募集要項を確認することや、エージェント経由で直接聞いてみるが確実でおすすすめです。

かでん
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上記のメリットの詳細や、この他の3つメリットについては以前の記事で紹介しているので、興味があればこちらの記事もご覧ください。


学歴や能力の観点で大手子会社を狙うべき人

大手子会社を狙うべき人

3社の大手子会社を経験している私が、大手子会社を狙うべき人について独断と偏見で以下のようにまとめました。
該当する方は大手子会社への就職を検討してみてはいかがでしょうか??

大手子会社への就職がおすすめできる人
  • 安定志向の方
  • プライドが高くない人
  • そこそこの生活さえできればいいと考えている方
  • 与えられた仕事を黙々とこなすのが苦手でない方
  • 「自分はどちらかと言えば容量が悪いな」と自覚している人
  • 学歴が【MARCH~大東亜帝国】程度のランクの人(Fランク大学でも可能性は有!)
かでん
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次の章でこれらの理由について解説します!


安定志向の方

大手子会社は親会社から安定的に仕事をもらえることや、親会社のネームバリューから仕事がしやすいため安定した経営が可能です。


業績が悪化した際も親会社からのサポートを受けられることが多く、倒産のリスクは少なく長期の就業も可能です。
そのため安定志向の方におすすめです。

プライドが高くない人

大手子会社では年下の親会社社員と仕事をしたり、やりがいのある仕事を親会社の社員がしているのが耐えられないと感じてしまうことがあります。


また、親会社の中には横柄な社員もおり、見下されることもあります。そのためプライドが高い人だと耐えられないでしょう。

そこそこの生活さえできればいいと考えている方

大手子会社であれば多くの場合平均以上の給与はもらえることができます(業界による)。
また、福利厚生も充実あいているので、そこそこの生活は送ることができます。


私自身20代で500万円程度の貯金ができ、そこそこの生活ができています。

メモ

業界的に飲食・介護・サービス業界は窮余が低い傾向があるので、選択肢として外すことをおすすめします。
親会社ですらそこまで給与が高くありません。

与えられた仕事を黙々とこなすのが苦手でない方

大手子会社は親会社から降ってくる仕事をこなしていくことが多いです。
そのため自分から仕事をとっていくというよりも既存の仕事や与えられた仕事を黙々とこなしていくといったことが求められます。


この特徴は売上比率の多くを親会社、もしくはグループ会社が占めている子会社に当てはまります。

「自分はどちらかと言えば容量が悪いな」と自覚している人

これまでの人生で何となく「自分は容量が悪いほうかな?」と感じている人は多いのではないのでしょうか。
これは勉強ができることではなく、人の気持ちを汲み取ったり、効率的に行動を起こしたり、物事への理解が早いことなどを指します。

メモ

親会社のように仕事ができる人に囲まれるよりは、まったりと仕事のできる子会社のほうが、容量が悪い人にとっては居心地がいいです。

学歴が【MARCH~大東亜帝国】程度のランクの人(Fランク大学でも可能性は有!)

就職活動(新卒としての)では学歴は非常に重要です。
上場企業のような大きな会社であれば、基本的に高学歴の方が採用されやすいのは周知の事実です。
そのため、MARCH~大東亜帝国程度の大学に所属している場合は、子会社を狙うのがおすすめです。

かでん
かでん

特に親会社のビジネス形態がBtoB(企業間取引)である場合は親会社自体の知名度が低いので、さらにその子会社の知名度が低くなるので就職する際の穴場になります。
そのため学歴の低い方は狙ってみてはいかがでしょうか。


大手子会社を狙わないほうがいい人

大手子会社を狙わないほうがいい人

大手子会社を狙わないほうがいい人は下記のとおりです。


これらについては以前の記事で解説しておりますので、興味があればご覧ください。(デメリットの箇所)

大手子会社を狙わないほうがいい人
  • プライドの高い人
  • 高い給与が欲しい方
  • やりがいを求める人
  • 規模の大きな仕事をしたい人

大手子会社はなぜ「やめとけ」と言われるのか

実際どうなのか

大手子会社への入社はなぜ「やめとけ」と言われるのでしょうか。

それは大手子会社が下記のようなデメリットを抱えており、そのデメリットが人によっては大きいからです。

大手子会社に就職するデメリット

  • 出世ができない
  • 給与が親会社と比べると低い
  • 自身のプライドが高いと居心地が悪い
かでん
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これらの理由について解説します!


出世ができない

子会社社員は基本的に出世ができません。


それは親会社の社員が課長や部長、役員といったポストにつくため、役職者の枠がないためです。


課長までは出世できることが多いですが、部長以上の役職には基本的に出席できないことがほとんどで、上司のほうが年下といったことも全然あります。

かでん
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私のように出世に興味のない方なら気にしなくていいかもしれませんね。

また、ホールディングス制による子会社はこれは当てはまりません。

給与が親会社と比べると低い

そもそも子会社は人件費などのコストカットを目的として設立されており、親会社の社員がわざわざ行うほどではない業務が子会社には割り当てられます。


そのため子会社は給与が低く設定されていることがほとんどで、さらには親会社から利益率の低い事業を押し付けられていることなどから親会社よりも給与が低いです。


業界・職種にもよりますが、体感では親会社の70%~80%程度の給与が子会社社員に支払われていることが多いです。

かでん
かでん

同じような仕事をしているのに子会社のほうが給与が低いこともあり、やってられないと感じたこともあります。。。

自身のプライドが高いと居心地が悪い

子会社には親会社から社員が出向してきたり、同じ現場で働く場面があります。


その際に年下の親会社社員と仕事をしたり、やりがいのある仕事を親会社の社員がしていることが見受けられ、自身のプライドが高いとこれが耐えられないと感じてしまいます。


また、親会社の中には横柄な社員もおり、「子会社社員のくせに」と見下されることもあります。

かでん
かでん

最近ではコンプライアンスやグループ会社の結束を強めるためにそのような社員は少なくなっていますが、
「俺は親会社の社員だ」という雰囲気がまだまだ残っています。


【実際どうだったのか】子会社を3社経験した私の感想

3社経験した私の感想


さて、いろいろな人が子会社について情報を発信していますが、子会社を3社経験した私の感想は以下の通りです。(独断と偏見)


ちなみに経験した子会社は電力・三菱電機・製鉄関係です。

子会社を3社経験した私の感想
  • 上司との距離が近い
  • 業務や研修により一定のスキルが身につく
  • 従業員は温厚でコンプライアンス意識が高い
  • 仕事はスピードよりも確実性を求められる
  • 給与や福利厚生が意外と良く、生活に余裕を持てる
  • 転職時に有利
  • 繁忙期を除けば残業時間は月に15時間程度でホワイト
  • 仕事にやりがいは感じられない
  • 仕事のできる人に業務が集中しがち
  • 仕事の内容がルーチンワークなものが多い

私の周りの子会社勤務の方も同様の意見を持っていたので、多くの子会社がこちらに当てはまると思います。
特に親会社の社歴の長い会社はこの傾向が強いですね。

かでん
かでん

私のように出世欲がなく、独り身である程度の給与さえもらえればいいと考える人には子会社はおすすめです。


【まとめ】大手子会社は魅力的である(滑り止めとしても)

まとめ

今回は「大手子会社はやめとけ」論についてと私の見解についてを解説してきました。
私は「やめとけ」といった主張には一部同意はできますが、基本的に私は子会社への就職は「おすすめ」といった評価をしています。


ただし、会社選びの基準は人によって大きく異なりますので、しっかりと待遇やスキルアップなど会社選びの基準の優先順位を持つようにしましょう。


また、第一志望の企業の滑り止めとしても大手子会社は受けておくことをおすすめしております。
それは、将来大企業への転職時を検討する際に「大きな会社、親会社と子会社のしくみ」を知っておくことはプラスに働くからです。

メモ

その他にも【大手子会社→大企業への転職】は【中小企業→大企業への転職】よりも難易度が低いことや、入社後のギャップも少ない点からおすすめです。

かでん
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この記事を読んで興味を持った方は、子会社への就職を一度検討してみてはいかがでしょうか。

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